将来性のある診療科

将来性のある診療科として挙げられるのは内科です。内科では、風邪や胃痛といった日常の病気や現代社会の特徴であるストレスからの不調など、さまざまな症状に対応します。また、糖尿病やメタボリックシンドロームといった生活習慣病も増加傾向にあります。
開業すれば高収入につながることから、病院の数は増加傾向にあります。そのため、看護業界においてもニーズが高い診療科となっています。
問診や診察にとどまらず、原因を特定するための血液検査やエコー検査といった検査項目が多いので、担当看護師もその分必要になってきます。

次に将来性があるのが、高齢化に伴い増えている骨や腰の痛みを扱う整形外科です。骨折やなにかのトラブルで痛みを生じれば対応が早いのですが、原因不明の慢性疾患が多いのが特徴です。痛みを訴えるたびにレントゲンで繰り返し撮影したり、問診や触診を行います。
高齢者は、すぐに病院に頼る傾向にあります。湿布などの薬の処方を続けるケースがあり、通院頻度が多いことが特徴です。
リハビリを設けている整形外科はなお忙しく、看護師による対応が重要になります。赤外線の処置やマッサージといったケアの種類が多いことも、仕事量が多い要因です。

これらの将来性のある診療科は需要が高いため採用されやすかったり求人が多かったりする傾向があります。しかし処遇や勤務体制は病院によって異なるため、比較検討することが大事です。多忙でワークライフバランスが重視できないこともあるので、体験談や職場見学で事前に労働環境を把握しておきましょう。